夜中もとうに過ぎてしまい、もう自分が弾いているのかも分からないようになって 顔も真っ赤になり目もまるで血走ってとてもものすごい顔つきになり、今にも倒れるかと思うように見えました。その時誰か後ろの扉をとんとんとたたくものがありました。
「ホーシュ君か。」ゴーシュは寝ぼけたように叫びました。

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